思考力を左右するもの

ズバリ、語彙力です。

神奈川の入試問題も15年前くらい前までは単純暗記で乗り越えられるところも多かったですが、今は全県偏差値60を超えるような高校に行きたいとなったら思考力がないと解けない問題を相手にしなければならなくなりました。また、入試を離れても何かしらの問題を解決するには必ず考える過程が不可欠です。

考えるという動作は複数の知識を組み合わせたり、比較したり、照らし合わせたりしながら母国語でつないでいくことだと私は捉えています。日本に住むほとんどの子は日本語でモノを考えていくわけですがこのときに語彙が貧弱だと考えを深めていくことができません。また、他人に何かを伝えたいというときでも語彙は重要です。自分の考えている言葉を適時言語化できないと他人との（特に初対面に近い人）コミュニケーションが成立しないばかりか、他人の言わんとしていることも汲み取れず誤解を生みやすくなり、最悪の場合不要なトラブルを生んでしまいます。

なので、考えることのレベルを上げるにも誰かと意見交換などするときも語彙力は大切なのです。

ところが、最近の中学生と会話をしているとあまりにも言葉を知らなさ過ぎて会話にならないことがあります。話をしていて感じたんですが、彼らは知らない言葉に出会ったときにそれを見事にどんどんスルーするのです。そりゃわからないわけです💦

そんな中学生を前にして我々大人ができるのは行動を見せることです。調べろ！と言うのもいいのですが彼らは特に親御さんには反抗します。しかし常に背中は見ています。まずは我々が普段の会話で分からないことにぶつかったときに調べる姿勢を見せていきましょう。少しずつ変わっていきますから。

学習道場ラプラス

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